「外壁の汚れが気になってしまう」
「外壁の汚れをきれいにする方法や注意点を知りたい」
このように、外壁の汚れにお悩みの方は多いでしょう。
そこで、本記事では外壁の汚れにお悩みの方に向けて、原因や掃除方法などを詳しく解説します。
ぜひ、最後までご覧になり、外壁に関する悩みを解消していきましょう。
外壁が汚れてしまう原因
外壁が汚れてしまうのは、主に以下の5つのような原因が挙げられます。
- 雨
- 湿気
- 砂やホコリ
- サビ
- 鳥のフン
外壁は常に外的刺激にさらされており、汚れやすい状態にあります。
汚れの原因を知っておくことで、早めに対処できるようになるでしょう。
それぞれの原因の内容を、以下にて詳しく解説します。
雨による汚れ
雨が外壁を伝うことで、もともと付着していたホコリやゴミなどが垂れるように跡になってしまいます。
黒い線のような雨だれとなります。
ほかに、花粉や排気ガスなども雨だれの原因です。
湿気による汚れ
湿気が高いと、外壁が汚れやすくなります。
湿気によって、外壁に水分が溜まりカビやコケが発生するためです。
放置すると外壁材に染み込んで、なかなか取れなくなります。
砂やホコリによる汚れ
砂やホコリによって外壁が汚れてしまう場合もあります。
ホコリは、特に車の排気ガスによって付着しやすくなります。
そのため、車の通りが多い道路沿いの住宅の外壁は汚れやすいです。
サビによる汚れ
金属製の外壁は、雨や湿気によってサビが発生して汚れる場合があります。
または、「もらいサビ」が発生するケースもあります。
もらいサビは、外壁材が金属製でなくても起こります。
外壁のそばに窓枠や雨樋などの金属製の付属部位があると、雨に流されたサビが付着してしまうのです。
鳥のフンによる汚れ
鳥のフンによって外壁が汚れてしまう場合も多いです。
鳥のフンが外壁に付着したら、美観が損なわれます。
また、フンの中にはさまざまな菌やダニが存在しています。
万が一にも外壁に付着した鳥のフンに触れてしまったり、吸引してしまったりすると、病気になる可能性もあるのです。
アレルギーや皮膚炎になる恐れもあるため、特に鳥のフンは早めに対処するようにしましょう。
外壁の汚れをきれいに落とす方法
外壁の汚れをきれいに落とすには、主に以下の3つのような方法があります。
- 高圧洗浄機で外壁を洗う
- ブラシと洗剤で洗う
- 専門の業者に依頼する
上記の3つの方法について、以下でより詳しく解説していきます。
外壁を高圧洗浄機で洗う
高圧洗浄機を使って外壁の汚れを洗い落とします。
勢いよく水が吹き出るため、周囲に撒き散らさないように注意しておきましょう。
また、大きな音が出るタイプの高圧洗浄機であれば、近隣のお宅に配慮して使用することをおすすめします。
外壁をブラシと洗剤で洗う
ブラシと洗剤を使って外壁を掃除する方法です。
ブラシや洗剤のほかに、バケツやホース、雑巾なども用意しておくと便利です。
まずは外壁に水をかけて、洗剤を垂らしてブラシでこすっていきましょう。
最後に、雑巾で拭き上げたら完了です。
外壁塗装専門業者に依頼する
汚れがひどい場合は、専門の業者に掃除を依頼するようにしましょう。
自力で汚れを取ろうとして、外壁を傷めたり、高所から転落してしまったりする場合があるためです。
高圧洗浄で掃除する場合は、1平方メートルあたり100〜300円が費用相場です。
また、バイオ高圧洗浄を行う場合は、1平方メートルあたり200〜400円が相場となります。
バイオ洗浄とは、植物性成分が配合された外壁用の洗剤を使用します。
コケやカビなどをバイオの力で分解して、汚れをきれいに洗い落とせるのです。
外壁塗装の汚れをきれいにする際の注意点
外壁塗装の汚れをきれいにする際は、以下のような注意点を押さえておきましょう。
- 転落しないようにする
- 高圧洗浄機の使用に注意する
- 道具は慎重に選ぶようにする
汚れを落とす際に、上記の点に注意しておかなければケガをしたり、外壁を傷つけたりしてしまう場合があります。
以下にてそれぞれの注意点を解説しますので、ぜひ掃除を行う前に確認しておきましょう。
転落しないように注意する
外壁塗装の汚れを自分で落とす際は、高所から転落しないように注意しておきましょう。
高所作業に慣れていない人が、高い場所の掃除をするのは危険です。
そのため、汚れが高い位置にあり脚立を使用する際は、できるだけ2人以上で掃除を行うようにしましょう。
高圧洗浄機の使用に注意する
自分で高圧洗浄機を使用する際は、水圧を上げすぎないようにしましょう。
外壁の素材によっては、高圧洗浄機を使用すると表面にキズがついたり、破損したりする場合があるのです。
また、高圧洗浄機で掃除すると、外壁だけでなくコーキングも破損させてしまう可能性があります。
コーキングとは、外壁材の隙間を埋める素材です。
コーキングが破損してしまうと、外壁材の隙間から雨が住宅の内部に浸入してしまいます。
高圧洗浄機を誤った方法で使用すると、外壁だけでなく住宅全体にも被害を与えてしまいかねません。
高圧洗浄機を使用する際は、適切な方法で作業をしましょう。
使用する道具のタイプは慎重に選ぶようにする
外壁の汚れをきれいにする際は、破損を防ぐためにも使用する道具選びに注意しておきましょう。
外壁の汚れを落とす際の洗剤は、中性洗剤や外壁用タイプを選びましょう。
刺激の強い洗剤を使うと、外壁の表面が剥がれてしまう場合があるためです。
また、ブラシやスポンジも外壁を傷つけないタイプを選ぶようにしましょう。
外壁ができるだけ汚れないようにする方法
外壁ができるだけ汚れないようにするためには、以下の2つの方法がおすすめです。
- 汚れがつきにくい塗料を選ぶ
- 定期的に掃除を行う
外壁の汚れが目に入ると、「見た目が悪い」「早く掃除をしないと」と気分が落ち込んでしまう方もいらっしゃるでしょう。
しかし、なかなか掃除する時間が確保できないという場合もあります。
そこで、上記の2つの方法を行えば、外壁が汚れにくくなりストレスも軽減できるでしょう。
以下にてそれぞれの方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
外壁を汚れがつきにくい塗料で塗装する
汚れがつきにくい塗料で外壁を塗装すれば、短いスパンで掃除する必要がなくなるでしょう。
汚れがつきにくい塗料とは、「低汚染塗料」です。
一般的な塗料に比べて親水性が高く、雨によって外壁の汚れが落ちやすくなります。
雨で汚れが落ちやすいため、雨だれやカビ、コケなども付着しにくいです。
低汚染塗料はさまざまなメーカーから販売されているので、ご自宅に合った商品はどれか塗装業者に相談してみることをおすすめします。
外壁を定期的に掃除する
定期的に自分で掃除を行えば、頑固な汚れが残らないようになります。
ホースで水を流しながら外壁を軽く掃除するだけでも、きれいな状態を維持できます。
ただし、カビや苔、色あせなどがひどくなり自分で掃除してもきれいにならない場合は、塗り替えが必要です。
無理に掃除をして外壁を傷めてしまう前に、専門業者に相談してみましょう。
外壁の汚れは掃除で落とそう!高所は危険なので専門業者に依頼しよう
外壁はさまざまな原因で汚れてきてしまいます。
外壁の汚れは見た目が悪いだけでなく、塗膜を劣化させる原因にもなります。
そのため、定期的に掃除を行いきれいな状態を維持できるようにしましょう。
ただし、汚れがひどくなったり、高所だったりする場合は専門の業者に依頼しましょう。
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