この記事の結論(30秒でわかる要点)
- 藤沢市は面積の約4割(片瀬・鵠沼・辻堂・藤沢駅周辺など市の南側)が海岸から5km以内の塩害の影響範囲に入ります。茅ヶ崎市は約8割、鎌倉市は約9割です。海岸から約500m以内は、建材メーカーが保証の対象外にすることもある重塩害地域です。
- 塩害地域では塗膜の劣化が早まり、塗り替え周期は内陸より2〜3年短くなるのが目安です。シリコン塗料なら、内陸で10年前後もつところが海沿いでは7〜8年程度になります。
- 塗料は「30年で何回塗るか」で選ぶのが基本です。30坪の試算では、シリコン(4回・約340万円)より無機(2回・約212万円)のほうが総額が約130万円安くなりました。
- 塗料以上に差がつくのは下地処理と金属部の錆止めです。塩分を洗い流さずに塗ると、塗膜が早く剥がれます。
- 雨が当たらない軒下・軒裏・ベランダの内側は塩分が洗い流されず、最も傷みやすい場所です。月1回程度の水洗いで劣化を遅らせられます。
塩害地域は「海から何km」か:藤沢市・茅ヶ崎市・鎌倉市の目安
塩害とは、潮風に含まれる塩分が建物に付着し、金属の錆や塗膜の劣化を早める現象です。一般には海岸から5km以内が塩害の影響を受ける範囲とされます。
ただし「何kmから塩害地域か」に統一された法的な線はありません。業界や建材メーカーごとに、次のような段階で区分されています。
| 海岸からの距離 | 一般的な呼び方 | 建物への影響の目安 |
| 波しぶきが直接かかる場所 | 岩礁隣接地域 | 金属部はきわめて錆びやすい。専用の仕様が必要 |
| 約200〜500m以内 | 重塩害地域 | 一部の金属屋根材でメーカー保証の対象外。塗り替え周期が最も短くなる |
| 約2km以内 | 塩害地域 | 金属部の錆、塗膜の早期劣化が目に見えて出やすい |
| 約5km以内 | 塩害の影響を受ける範囲 | 風向き次第で影響あり。一般的なガルバリウム鋼板屋根材はメーカー保証の対象外となる例がある |
| 5km超 | 一般地域 | 通常の劣化ペース(ただし河口付近や風の通り道は例外) |

海に近いほど、外壁の塗り替えは早くなる
境目の距離は目安です。自宅がどの帯に入るかで、塗料の選び方と塗り替え周期の考え方が変わります。
実際、一般的なガルバリウム鋼板の屋根材は海岸から5km以内だとメーカー保証の対象外になる製品が多く、改良版のSGL鋼板でも500m以内は対象外とされています。
メーカーが保証を出さない距離そのものが、塩害の強さを示す一つの目安です。
藤沢市内のどこが該当するか
当社で行政区域データから計算したところ、藤沢市の面積のうち海岸から5km以内に入るのは約43%でした。
片瀬・鵠沼など海岸沿いは500m〜2km以内、藤沢駅や善行駅の周辺は2〜5kmの範囲です。六会・湘南台など市の北部は5km圏外です。茅ヶ崎市は面積の約8割、鎌倉市は約9割が5km以内に入ります。
| 駅(藤沢市内) | 海岸線からの直線距離 | 区分の目安 |
| 片瀬江ノ島駅 | 約0.2km | 重塩害地域 |
| 鵠沼海岸駅 | 約0.4km | 重塩害地域 |
| 辻堂駅 | 約2.0km | 塩害地域の境目 |
| 藤沢駅 | 約3.1km | 塩害の影響範囲 |
| 善行駅 | 約4.7km | 塩害の影響範囲 |
| 六会日大前駅 | 約6.8km | 一般地域 |
| 湘南台駅 | 約8.8km | 一般地域 |
| 海岸からの距離 | 藤沢市 | 茅ヶ崎市 | 鎌倉市 |
| 約500m以内 | 3.7% | 8.5% | 8.8% |
| 500m〜2km | 11.1% | 27.8% | 26.7% |
| 2〜5km | 27.9% | 46.3% | 54.7% |
| 5km超 | 57.3% | 17.4% | 9.8% |
※面積に占める割合。国土交通省「国土数値情報(行政区域データ)」をもとに、海岸線からの直線距離を約50m間隔で計算した当社試算です。

藤沢市の南側約4割が海岸から5km以内。海岸からの距離別に色分けした藤沢市の地図
距離だけで判断しないでください。 同じ距離でも、海に向いた面、風の通り道になる道路沿い、河口(境川・引地川)付近は影響が強く出ます。逆に高台の裏側は弱まります。現地調査では「海側の面」と「反対側の面」の劣化差を必ず見比べます。
塩害で外壁・屋根に起きる5つの劣化症状
塩は空気中の水分を吸って金属や塗膜の表面を湿らせ続けるため、錆と劣化が内陸より早く進みます。藤沢の海寄りの住宅でよく見る症状は次の5つです。
| 症状 | 出やすい場所 | 放置した場合 |
| 赤錆・白錆 | 雨樋の金具、水切り、シャッターボックス、ベランダの手すり、室外機 | 錆が塗膜の下に広がり、穴あきや部材交換につながる |
| 金属屋根・金属外壁の点状の変色 | 軒先、棟板金、ガルバリウム鋼板の切断面 | 孔食(小さく深い穴)に進み、雨漏りの原因になる |
| チョーキング(手に白い粉が付く) | 海側・南側の外壁面 | 防水性が落ち、ひび割れや藻の発生が進む |
| シーリングの硬化・ひび割れ | サイディングの目地、窓まわり | 隙間から雨水が入り、外壁材の反りや内部腐食に |
| 塗膜の膨れ・剥がれ | 前回の塗装で塩分を十分に落とさなかった面 | 数年で部分的に剥がれ、再塗装が必要になる |
いちばん傷むのは「雨が当たらない場所」
意外に思われますが、塩害が最も進むのは雨が直接当たる面ではありません。日本金属屋根協会の技術資料では、軒下・軒裏に付着する海塩の量は、ほかの一般部に比べて一桁以上多いと報告されています(日本金属屋根協会)。雨で洗い流されないため、塩分がたまり続けるからです。
点検では、軒天・破風板の裏・ベランダの内側・シャッターボックスの上面を重点的に見てください。
当社の施工事例より
- 藤沢市辻堂(築10年):外壁の広い範囲に藻が発生していました。藻が目立ちにくい色を選び、汚れに強いフッ素系塗料(水谷ペイント「ナノコンポジットF」)で塗り替えました。
- 藤沢市辻堂元町:屋根の鉄部はケレンで錆や旧塗膜を落としてから下塗りしました。棟板金は、アルミ製の貫板を新設して交換しています。
- 藤沢市石川(築約20年):外壁の色あせ・チョーキング・ひび割れと、シーリングの劣化が見られました。
塗り替え周期は内陸より2〜3年早まる
塩害地域の塗り替え周期は、塗料の公称耐用年数より2〜3年短く見積もるのが現実的です。塗料別の目安は次のとおりです。
| 塗料 | 内陸の塗り替え目安 | 海岸5km以内の目安 | 海岸500m以内の目安 |
| シリコン | 10〜13年 | 7〜10年 | 5〜8年 |
| ラジカル制御型 | 12〜15年 | 9〜12年 | 7〜10年 |
| フッ素 | 15〜20年 | 12〜17年 | 10〜15年 |
| 無機 | 18〜25年 | 15〜22年 | 12〜18年 |
※塗料メーカーの公称値と業界各社の公開値をもとに、塩害地域で2〜3年(重塩害地域はさらに短く)差し引いた目安です。建物の向き・前回の下地処理・色によって前後します。
年数より「症状」で判断する
目安の年数が来ていなくても、次の症状が一つでもあれば点検を受けてください。
- 外壁を手でこすると白い粉が付く
- 雨樋の金具や水切りに赤錆が出ている
- サイディングの目地(シーリング)に細いひびや隙間がある
- 北面や軒裏に黒・緑の汚れ(カビ・藻)が広がっている
塩害地域の塗料の選び方:30年の総額で比べる
塩害地域では、1回あたりの工事費ではなく「今後30年で何回塗るか」で塗料を選ぶのが基本です。
塗り替えのたびに足場代(15万〜25万円)と洗浄・養生などの固定費がかかるため、回数の差がそのまま総額の差になります。
試算:海岸2km以内・30坪(外壁120㎡)の場合
| 塗料 | 1回あたりの費用(目安) | 塩害地域の塗り替え周期 | 30年間の塗装回数 | 30年の総額(目安) |
| シリコン | 約85万円 | 約8年 | 4回 | 約340万円 |
| ラジカル制御型 | 約91万円 | 約10年 | 3回 | 約273万円 |
| フッ素 | 約103万円 | 約14年 | 3回 | 約309万円 |
| 無機 | 約106万円 | 約18年 | 2回 | 約212万円 |
※1回あたりの費用=足場20万円+洗浄・養生・下地補修・付帯部・諸経費25万円+塗料工程(下塗り800円/㎡+中・上塗りの㎡単価)×120㎡で試算。今回を1回目として数えています。物価変動は含みません。

塗る回数が少ないほど、30年の総額は安くなる
⚪︎の数が足場代を払う回数です。塗り替え周期が30年の境目を越えて回数が1回減ると、総額が大きく下がります。
この試算からわかるのは、塗料の「グレード」より「周期が30年の中で何回に収まるか」が総額を決めるということです。フッ素は1回の単価が高いのに、周期が14年だと3回塗りになり、ラジカル制御型より割高になります。
住む予定の年数で選ぶ
| あと何年住むか | おすすめの考え方 |
| 10年以内(売却・建て替え予定) | シリコンまたはラジカル制御型で1回に抑える |
| 10〜20年 | ラジカル制御型またはフッ素。次の1回で住み終える計画にする |
| 20年以上(子世代に引き継ぐ) | 無機または高耐候フッ素で、塗り替えを2回以内に抑える |
「30年もつ」「塩害でも一生塗り替え不要」は根拠を確認してください。 一般的な外壁用塗料で30年の耐久性が実証されたものは現時点で確認できません。カタログの耐用年数は促進耐候性試験の数値で、潮風を受ける実際の建物での年数ではありません。
屋根の葺き替え・カバー工法なら素材も選ぶ
屋根を塗装ではなく葺き替えやカバー工法で直す場合は、素材そのものの耐塩性が重要です。マグネシウムを加えて耐食性を高めたSGL鋼板は、一般的なガルバリウム鋼板で保証対象外だった海岸5km以内でも、500m以上離れていれば保証対象になる製品が多くあります。表面に石粒を吹き付けたジンカリウム鋼板も、塩分の影響を受けにくい屋根材です。
塗料より差がつく、塩害地域の施工ポイント4つ
高い塗料を選んでも、下地処理が不十分なら数年で剥がれます。見積もりや現地調査の段階で、次の4点を確認してください。
- 高圧洗浄で塩分まで落としているか 塩分が残った面に塗ると、塗膜の密着が弱まり膨れや剥がれの原因になります。洗浄後にしっかり乾燥させる日程が組まれているかも確認します。
- 金属部の錆をケレン(研磨)で落とし、錆止めを塗っているか 雨樋の金具、水切り、シャッターボックス、鉄部の手すりは、錆を削り落としてから錆止め塗料を下塗りするのが基本です。見積書に「ケレン」「錆止め」の項目があるか見てください。
- シーリングは「打ち替え」か 塩害地域では目地の劣化も早いため、古いシーリングを撤去して新しく打ち直す「打ち替え」が原則です。上から足すだけの「増し打ち」は、窓まわりなど撤去できない箇所に限ります。
- 海側の面と反対側の面で下地処理を変えているか 同じ家でも海に向いた面は劣化が大きく進みます。面ごとに補修の量を変えている業者は、建物をよく見ています。
当社の施工事例での外壁塗装の工程(藤沢市石川、藤沢市辻堂元町の事例より)
- 足場の設置
- 高圧洗浄(洗浄剤を使い、汚れや旧塗膜を落とす)
- 古いシーリングの撤去 → プライマー塗布 → 新しいシーリングの充填(打ち替え)
- 外壁の下塗り(エポパワーシーラー。辻堂元町の事例では、スーパーエクセルサーフと合わせて下塗りを2回)
- 中塗り・上塗り(超低汚染リファインなどの高耐久塗料)
- 屋根や鉄部は、ケレンで錆や旧塗膜を落としてから、鉄部用の下塗りを行う
外壁材ごとに違う、塩害地域の注意点
同じ塩害地域でも、外壁材によって傷み方と塗装時に気をつける点が変わります。自宅の外壁材がわからない場合は、新築時の図面や仕様書で確認するか、現地調査で聞いてください。
| 外壁材 | 塩害で起きやすいこと | 塗装時のポイント |
| 窯業系サイディング | 目地のシーリングが早く硬化し、隙間から雨水が入る。板の反りや欠け | シーリングは打ち替えが基本。反りや欠けが大きい板は、塗装前に補修や張り替えを検討 |
| モルタル | ひび割れ(クラック)に塩分を含んだ雨水が入り、内部の劣化が進む | ひび割れの幅に合わせて補修方法を変える。弾性のある塗料で細かいひびの再発を抑える |
| 金属サイディング・ガルバリウム鋼板 | 切断面や傷から錆が始まり、軒下など雨が当たらない面ほど進む | 錆をケレンで落として錆止めを下塗り。金属に適した下塗り材を使うことが重要 |
| ALC(軽量気泡コンクリート) | 素材自体が水を吸いやすく、塗膜が劣化すると内部に水分がたまる | 防水性を保つことが最優先。目地とサッシまわりのシーリングを確実に打ち替える |
付帯部と金属部品は「外壁より先に傷む」
塩害地域では、外壁本体より先に、雨樋の金具・水切り・換気フードの金属部分・ベランダの手すりなど、細かな金属部品から錆が出ます。見積書で外壁の塗装だけに目が行きがちですが、付帯部の塗装と錆止めが含まれているかを必ず確認してください。付帯部の塗装費用は、外壁塗装全体の15〜30%を占めることが多い部分です。
藤沢で外壁塗装をする時期:塩と台風を避ける
外壁塗装は一般に春(3〜5月)と秋(9〜11月)が施工しやすい季節とされます。藤沢など海沿いの地域ではこれに加えて、次の2点も考えて時期を選ぶと安心です。
- 台風シーズン(8〜10月)の直後は、塩分が多く付着している:台風が通過した直後に塗装する場合は、いつも以上に丁寧な洗浄と乾燥の時間が必要です。工程に余裕のある日程を組める業者を選んでください。
- 冬(12〜2月)は乾燥して晴天が多いが、朝の結露に注意:藤沢は冬でも比較的温暖で工事は可能ですが、気温が5℃を下回る時間帯や結露が残る時間帯は塗装を避けるのが原則です。作業時間が短くなる分、工期が延びることがあります。
春と秋は依頼が集中しやすいため、日程を選びたい場合は2〜3か月前の相談をおすすめします。
自分でできる塩害対策:水洗いと点検
塗り替えの間隔を延ばすために一番効くのは、付着した塩分を真水で洗い流すことです。特別な道具は要りません。
| 対策 | 頻度の目安 | ポイント |
| 軒下・ベランダ内側・シャッターボックスの水洗い | 月1回程度 | ホースのシャワーで上から流す。雨が当たらない場所を優先 |
| 台風・強風の後の水洗い | 通過後なるべく早く | 潮風を強く受けた直後は塩分が多い |
| 窓サッシ・網戸のレール清掃 | 月1回程度 | 砂と塩がたまると戸車やレールの摩耗が早まる |
| エアコン室外機の外板の水拭き | 季節ごと | 基板部分に水をかけないよう外板のみ |
| 外壁・金属部の目視点検 | 半年に1回 | 錆・チョーキング・目地のひびを確認 |
高圧洗浄機を家庭で外壁に使うのは避けてください。 劣化した塗膜やシーリングを剥がしたり、目地から水を押し込んだりすることがあります。ホースの水で十分です。
台風後の点検項目は「藤沢市で台風・強風のあとに確認したい屋根・外壁のチェックポイント」で詳しく解説しています。
よくある質問(FAQ)
Q. 塩害地域は海から何kmまでですか?
一般には海岸から5km以内が塩害の影響を受ける範囲とされます。業界ではさらに、約200〜500m以内を「重塩害地域」、約2km以内を「塩害地域」と区分することが多いです。法律で決まった線ではなく、風向きや地形でも変わります。
Q. 藤沢市は塩害地域ですか?
市の南側、面積の約4割が海岸から5km以内です。片瀬・鵠沼・辻堂など海沿いは2km以内の地域が多く、塩害の影響を強く受けます。藤沢駅(海岸線から約3.1km)も5km圏内です。湘南台(約8.8km)など市の北部は5km圏外ですが、風の通り道では影響が出ることがあります。
Q. 海沿いの家は何年ごとに外壁塗装が必要ですか?
塗料の公称耐用年数より2〜3年早い時期が目安です。シリコン塗料なら海岸5km以内で7〜10年、500m以内で5〜8年程度です。年数より、チョーキングや金属部の錆などの症状を基準に判断してください。
Q. 塩害に強い外壁塗料はどれですか?
耐候性の高いフッ素塗料と無機塗料が塩害地域に向いています。ただし総額は塗装回数で決まるため、今後住む年数から逆算して選ぶのが確実です。30坪・30年の試算では、無機塗料(2回)がシリコン(4回)より約130万円安くなりました。
Q. 塩害対策として自分でできることはありますか?
月1回程度、軒下やベランダ内側、シャッターボックスをホースの水で洗い流すのが最も効果的です。雨が当たらない場所ほど塩分がたまります。家庭用の高圧洗浄機を外壁に使うのは避けてください。
Q. ガルバリウム鋼板の屋根は海沿いでも大丈夫ですか?
一般的なガルバリウム鋼板の屋根材は、海岸から5km以内だとメーカー保証の対象外になる製品が多くあります。海沿いで葺き替えやカバー工法をするなら、500m以上離れていれば保証対象になるSGL鋼板製の屋根材が選択肢になります。
Q. 塩害地域の外壁塗装は、内陸より費用が高くなりますか?
1回の工事費は、同じ塗料・同じ面積なら大きくは変わりません。ただし、錆止めやケレン、シーリングの打ち替えなど下地処理の量が増えることが多く、その分が加算されます。また塗り替え周期が短くなるため、30年間で見た総額は内陸より高くなりやすいのが実情です。回数を減らせる耐久性の高い塗料を選ぶことが、総額を抑える一番の方法です。
Q. 海が見えない場所でも塩害はありますか?
あります。塩分は風に乗って運ばれるため、海が見えない住宅地でも、海から数km以内であれば影響を受けます。特に南からの風が通り抜ける道路沿いや、川沿い(藤沢市では境川・引地川の周辺)は影響が出やすい場所です。近所の車やフェンスの錆び具合も目安になります。
Q. 塩害対策の塗装をしたのに、数年で剥がれてしまいました。原因は何ですか?
多くは塗料ではなく下地処理が原因です。塩分や旧塗膜を十分に洗い落とさずに塗った、金属部の錆を落とさずに塗った、乾燥時間が足りなかった、といったケースが考えられます。施工した業者に保証の範囲を確認したうえで、別の業者にも状態を見てもらうと原因がはっきりします。
まとめ:海からの距離と、住む年数で決める
- 自宅が海岸から何kmかを地図で確認する(500m・2km・5kmが目安の境目)
- 塗り替え周期は、塗料の公称年数から2〜3年引いて考える
- 今後住む年数から「30年で何回塗るか」を逆算して塗料を選ぶ
- 見積書で「洗浄」「ケレン・錆止め」「シーリング打ち替え」を確認する
- 軒下・ベランダ内側は月1回、ホースの水で洗い流す
費用の全体像や見積書の読み方は「外壁塗装の費用相場|藤沢・神奈川の坪数別価格と見積書の見方【2026年版】」をご覧ください。
この記事について
執筆・監修:スマートホーム株式会社(神奈川県藤沢市)。屋根・外壁の完全自社施工。建設業許可 神奈川県知事許可(般-7)第93869号。二級建築士、塗装技能士1級ほか。
監修者:松縄 竜也(塗装職人/一級塗装技能士、二級鋼橋塗装技能士、有機溶剤作業主任者)。当社で最も長い塗装職人歴を持ち、戸建てから大型物件まで施工しています。
拠点: 本社・藤沢大庭第一支店・第二支店・イオン藤沢支店(いずれも藤沢市大庭)、資材置き場「湘南ベース」(藤沢市遠藤)。


