コラム 外壁塗装

藤沢市の外壁塗装に補助金は使える?2026年度の結論と、代わりに使える4つの制度

この記事の結論(30秒でわかる要点)

  • 2026年9月時点で、外壁塗装「だけ」を対象にした補助金は、藤沢市・神奈川県・国のいずれにもありません(各公式サイトで確認)。
  • ただし外壁塗装と同じ時期に断熱改修や耐震改修を行えば、その工事分が補助の対象になる場合があります。足場を共有できるので、同時に行うほど工事費の面でも効率的です。
  • 藤沢市の木造住宅耐震改修工事等補助金は、2000年5月31日以前に建てた木造住宅が対象で、費用の1/2・上限115万円です(2026年度)。
  • 国のみらいエコ住宅2026事業は、窓と壁などの断熱改修を組み合わせると最大100万円。2026年9月27日時点の予算消化率は7%で、まだ余裕があります。
  • どの制度も、使うかどうかを契約前に決めておく必要があります。 市・県の制度は交付決定の前に契約・着工すると対象外になり、国の制度は登録事業者との契約が条件です。

藤沢市で外壁塗装に関係する補助制度の現状(2026年9月28日確認)

外壁塗装そのものは、どの制度でも補助の対象外です。表は「外壁塗装と同時に行う工事で使える可能性がある制度」の一覧です。

補助金が出るのは、外壁塗装と同時に行う断熱・耐震の工事

補助金が出るのは、外壁塗装と同時に行う断熱・耐震の工事

外壁塗装そのものに補助は出ませんが、同じ足場で行う耐震・断熱の工事には、それぞれ対応する制度があります。

 

制度(実施主体)対象になる工事補助額2026年度の受付状況
木造住宅耐震改修工事等補助金(藤沢市)耐震診断の評点1.0未満の木造住宅の補強設計・耐震改修・工事監理費用の1/2、上限115万円受付中。事前相談が必須
既存住宅断熱改修補助金(藤沢市)住戸内すべての窓の断熱改修(玄関ドアは窓と同時のみ)経費の1/3、上限30万円戸建12件(先着)。7月に募集終了
既存住宅省エネ改修事業費補助金(神奈川県)窓の断熱改修(必須)+壁・天井・床の断熱(任意)経費の1/3または15万円の低いほう9月7日〜30日に追加受付(電子申請・先着25件程度)
みらいエコ住宅2026事業(国)1つの居室の開口部+躯体(床・壁・天井)の断熱改修を必須に、設備・バリアフリー等を加算住宅の築年と改修内容により上限40万〜100万円受付中。予算消化率7%(9月27日時点)。予約は11月16日まで

2024年度まで実施されていた「藤沢市住宅リフォーム補助金」(工事費の10%・上限10万円)は、2025年度以降の実施が確認できません。 「藤沢市で外壁塗装に10万円の助成金」と書かれた記事は、終了した制度の情報である可能性があります。

外壁塗装と組み合わせて補助金を使う3つのパターン

補助金を使えるのは「外壁塗装」ではなく、同時に行う断熱・耐震の工事の部分です。塗装の足場をそのまま使えるため、別々に工事するより足場代(15万〜25万円)を1回分節約できます。

パターン1:築25年以上の木造住宅 → 耐震改修+外壁塗装

藤沢市の耐震改修補助は、2025年度から対象が「1981年5月以前」から「2000年5月31日以前に建てた木造住宅」に広がりました。2000年以前の木造2階建てなら、まず耐震診断(市の補助あり)を受ける価値があります。

  • 条件:一般診断または精密診断の総合評点が0未満、所有者が藤沢市内に居住
  • 補助:補強設計・耐震改修・工事監理の費用の1/2、上限115万円
  • 外壁の張り替えや屋根の軽量化を伴う補強計画なら、同じ足場で外壁塗装も行えます
  • 注意:耐震改修工事の契約前に、市の事前相談(建築士・施工者の同席が必要)を済ませること

パターン2:寒い・暑い部屋がある → 窓・壁の断熱改修+外壁塗装

国のみらいエコ住宅2026事業は、1つの居室(トリガールーム)で「窓の断熱改修」と「壁などの断熱改修」を組み合わせることが条件です。外壁側から断熱材を入れる工事や、窓の交換を塗装と同時期に行う場合に検討できます。

 

住宅の新築時期窓+躯体の断熱(次世代省エネ基準相当)窓+躯体+高効率給湯器・エアコン(義務基準相当)
1991年(平成3年)以前上限50万円上限100万円
1992〜2016年(平成4〜28年)上限40万円上限80万円

※2016年12月31日以前に新築された住宅が対象。補助額は実施した工事ごとの金額の合計で、上限は表のとおり。申請は登録事業者(みらいエコ住宅事業者)が行い、施主が直接申請することはできません。

パターン3:窓だけ先に替えたい → 県の省エネ改修補助

神奈川県の制度は、窓の改修を必須に、壁・天井・床の断熱も対象経費に含められます。上限は15万円と小さめですが、国の補助と併用できます。

  • 1981年6月以降に建築確認を得た住宅(または耐震改修済み)が対象
  • 申請は施主本人のみ。施工業者による代行申請は不受理になると明記されています
  • 着手は交付決定後。審査に約2か月かかります

なお、当社は藤沢市内に本社と支店を持つ市内事業者です。藤沢市の断熱改修補助のように「市内事業者の施工」が条件になる制度にも対応できます。

外壁塗装と一緒に検討しやすい工事の例

補助金の対象になるかどうかは工事の中身で決まります。外壁塗装の現地調査のときに、次のような工事が必要かどうかもあわせて確認しておくと、補助金を使える機会を逃しにくくなります。

 

工事外壁塗装と同時に行う利点関係する制度
窓の交換・内窓の設置外側の窓枠まわりのシーリングを同じ工事で打ち替えられる国・県(藤沢市の断熱補助は2026年度終了)
外壁側からの断熱改修外壁を張り替える場合、断熱材の追加と仕上げを一度に行える国(窓の改修との組み合わせが条件)
耐震補強(壁の補強・屋根の軽量化)外壁を開ける補強なら、復旧と塗装を同じ足場で行える藤沢市(評点1.0未満の木造)
屋根のカバー工法・葺き替え重い瓦から軽い金属屋根に替えると耐震性の向上にもつながる耐震補強計画に含まれる場合は藤沢市

ポイント: 補助金の対象になる工事を加えると、工事全体の金額は上がります。「補助金があるから」ではなく、その工事が今の家に本当に必要かで判断してください。必要な工事であれば、足場を1回で済ませられる分、別々に行うより総額を抑えられます。

申請の前にそろえておく主な書類

制度によって細かな違いはありますが、藤沢市・神奈川県の補助金では、おおむね次の書類が求められます。早めに準備しておくと、受付開始直後の先着順に間に合いやすくなります。

  • 本人確認・住所の書類:マイナンバーカードや運転免許証、住民票の写し(発行から3か月以内など期限あり)
  • 建物の所有と建築年がわかる書類:登記事項証明書、固定資産税の納税通知書など
  • 工事の見積書:申請者宛てで、補助対象の工事と対象外の工事の金額が分けて書かれたもの
  • 工事前の写真:改修する箇所ごとに、改修前の状態がわかる写真
  • 耐震診断の結果報告書(耐震改修の場合):一般診断または精密診断の結果

見積書は、補助対象の工事がどれかを業者と一緒に整理しておくことが大切です。外壁塗装と断熱工事が一式でまとめられた見積書では、補助対象の経費が判断できず、申請で差し戻されることがあります。

申請の流れと、失敗しやすい3つの注意点

補助金で最も多い失敗は「先に契約・着工してしまい、対象外になる」ことです。外壁塗装と組み合わせる場合の基本の順番は次のとおりです。

交付決定の前に契約・着工すると、補助金は出ない

交付決定の前に契約・着工すると、補助金は出ない

国のみらいエコ住宅2026事業は手続きが異なり、登録事業者との契約後に着工し、交付申請は工事完了後でも行えます(予算の上限まで)。

  1. 現地調査で、塗装以外に必要な工事(断熱・耐震)があるか確認する
  2. 使える制度と受付状況を、公式サイトまたは担当課で確認する(市:住まい暮らし政策課・ゼロカーボン推進課、県:補助金審査事務局)
  3. 申請(または事前相談・予約)を行う
  4. 交付決定の通知を待つ(県は約2か月。市の断熱改修も通知後の着工が条件)
  5. 契約・着工 → 完了後に実績報告・完了届 → 補助金の振り込み

注意1:交付決定の前に着工すると、1円も出ない

藤沢市の断熱改修補助と神奈川県の省エネ改修補助は、交付決定の通知を受けてから工事に着手することが条件です。藤沢市の耐震改修補助は、耐震改修工事の契約を済ませた後では申請できません(見積もりの取得は問題ありません)。

注意2:予算に達した時点で、期限前でも締め切られる

2026年度、藤沢市の断熱改修補助(戸建12件)は7月に終了し、神奈川県の省エネ改修補助も6月に一度締め切られました。「受付期間内だから間に合う」とは限りません。

注意3:補助金の併用ルールは制度ごとに違う

組み合わせ併用
藤沢市の断熱改修補助 × 国の補助不可
藤沢市の断熱改修補助 × 県の補助可
県の省エネ改修補助 × 国の補助可
国のみらいエコ住宅 × 国の他の補助(同じ工事)不可

※各制度の公式ページの記載による。同じ工事への重複申請は原則できません。

「補助金が使えます」という営業トークの見分け方

補助金は訪問営業の入口として使われやすい話題です。次のような説明を受けたら、契約前に公式サイトか市役所の担当課で確認してください。

よくある説明確認すべきこと
「藤沢市の助成金で外壁塗装が10万円安くなります」2025年度以降、藤沢市に外壁塗装を対象にした補助制度は確認できません。制度名と市のページを示してもらう
「今月中に契約すれば補助金が間に合います」多くの制度は交付決定の前に契約・着工すると対象外。急がせる説明は逆効果
「遮熱塗料なら省エネ補助の対象です」国・県の制度の対象は登録された窓・断熱材などで、塗料単体は対象外。登録製品かどうか確認する
「申請はすべてこちらで代行します」県の省エネ改修補助は本人申請が必須で、代行は不受理。国の制度は登録事業者が申請するので、登録の有無を検索して確認する

ネットの記事が古いかどうかを見分ける3つのポイント

  • 記事内の制度名に年度(令和◯年度)が書かれているか。「令和4年度」の制度が「2026年最新版」の記事で紹介されている例があります
  • 公式サイトへのリンクがあるか。リンク先で受付状況を確認できるか
  • 確認日が書かれているか。補助金は年度途中でも終了するため、確認日のない情報は判断材料になりません

この記事は、公式サイトで各制度を確認した日付(2026年9月28日)を明記しています。

最新の補助金を自分で調べる3つの方法

補助金は年度ごと、ときには年度の途中でも内容が変わります。業者や記事の情報をうのみにせず、次の方法で最新の状況を確かめてください。

  1. 藤沢市の公式サイトで制度名を検索する:「藤沢市 断熱改修 補助金」「藤沢市 耐震改修 補助金」のように、工事の種類と組み合わせて検索します。ページ上部の「更新日」と、見出しの【終了しました】などの表示で受付状況がわかります。
  2. 担当課に電話で確認する:耐震改修は住まい暮らし政策課(0466-50-3541)、断熱改修はゼロカーボン推進課(0466-50-8282)が窓口です。自分の家が対象になりそうか、事前相談の予約が必要かを聞けます。
  3. 国の制度は公式サイトの「予算に対する申請額の割合」を見る:みらいエコ住宅2026事業の公式サイトでは、予算の消化状況が毎日更新されています。割合が高くなってきたら、早めに登録事業者へ相談してください。

補助金がなくても外壁塗装の費用を抑える4つの方法

  1. 外壁と屋根を同時に施工する:足場代(15万〜25万円)が1回分で済みます。補助金より確実で、金額も大きいことが多い方法です。
  2. 自然災害の被害なら火災保険を確認する:台風や強風で棟板金や雨樋が壊れた場合は、火災保険の風災補償の対象になることがあります。経年劣化は対象外です。詳しくは「火災保険で屋根修理はできる?」をご覧ください。
  3. 塗り替え回数を減らす塗料を選ぶ:海に近い藤沢では、耐久性の高い塗料で30年間の塗装回数を減らすほうが総額を抑えやすくなります。
  4. 見積書を項目別で比較する:「一式」ではなく面積×単価で比べると、過剰な工事や不足している工程に気づけます。見積書の読み方は「外壁塗装の費用相場【2026年版】」で解説しています。

よくある質問(FAQ)

Q. 藤沢市で外壁塗装に使える補助金はありますか?

2026年9月時点で、外壁塗装だけを対象にした補助金は藤沢市にはありません。神奈川県と国にもありません。ただし、同時に行う耐震改修や窓・壁の断熱改修は、それぞれの補助制度の対象になる場合があります。

Q. 藤沢市の住宅リフォーム補助金(上限10万円)は今もありますか?

工事費の10%・上限10万円の藤沢市住宅リフォーム補助金は2024年度まで実施されていましたが、2025年度以降の実施は確認できません。再開される場合は藤沢市の公式サイトで告知されます。

Q. 遮熱塗料や断熱塗料なら補助金の対象になりますか?

国のみらいエコ住宅2026事業と神奈川県の省エネ改修補助は、登録された窓・断熱材などを使う工事が対象で、塗料を塗るだけの工事は対象外です。

Q. 耐震改修の補助金はいくらまで出ますか?

藤沢市の木造住宅耐震改修工事等補助金は、補強設計・耐震改修・工事監理の費用の1/2、上限115万円です(2026年度)。2000年5月31日以前に建てた2階建以下の木造住宅で、耐震診断の評点が1.0未満であることなどが条件です。

Q. 補助金の申請は業者に任せられますか?

制度によって異なります。国のみらいエコ住宅2026事業は登録事業者が申請します。一方、神奈川県の省エネ改修補助は申請者本人の申請が必須で、業者の代行申請は不受理になります。

Q. 契約した後でも補助金は申請できますか?

藤沢市の耐震改修補助は、耐震改修工事の契約が済んだ後では対象外です。藤沢市の断熱改修補助と神奈川県の補助は、交付決定の前に着工すると対象外になります。使う可能性がある場合は、契約前に相談してください。

Q. 茅ヶ崎市や鎌倉市でも同じ補助金が使えますか?

国のみらいエコ住宅2026事業と神奈川県の省エネ改修補助は、県内であれば市町村に関係なく対象になります。一方、耐震改修や断熱改修の市の制度は、市ごとに内容・金額・受付時期が異なります。お住まいの市の公式サイトで確認してください。

Q. 来年度(2027年度)に外壁塗装の補助金ができる可能性はありますか?

予測はできません。過去には藤沢市でも住宅リフォーム補助金(工事費の10%・上限10万円)が実施されていた年があります。新しい年度の制度は、例年春ごろに各自治体のサイトで公表されます。塗装を急がない場合は、年度初めに制度を確認してから計画するのも一つの方法です。

Q. 補助金を使うと工事が遅くなりますか?

遅くなる場合があります。神奈川県の制度は交付決定まで約2か月かかり、決定前に着工できません。塩害や雨漏りなどで劣化が進んでいる場合は、補助金を待つより早く工事したほうが、結果的に修繕費を抑えられることもあります。劣化の状態を見たうえで判断してください。

まとめ

  • 外壁塗装だけに使える補助金は、2026年9月時点で藤沢市・神奈川県・国のいずれにもない
  • 使える可能性があるのは、同時に行う耐震改修(市・上限115万円)と断熱改修(国・上限40万〜100万円、県・上限15万円)
  • どの制度も、契約・着工の前に申請や相談が必要。予算に達すると期限前でも終了する
  • 補助金がなくても、外壁と屋根の同時施工で足場代を1回分節約できる

この記事について

執筆・監修:スマートホーム株式会社(神奈川県藤沢市)。屋根・外壁の完全自社施工。建設業許可 神奈川県知事許可(般-7)第93869号。

制度の内容・受付状況は2026年9月28日に各公式サイトで確認したものです。最新の状況は各担当窓口にご確認ください。

監修者:岩崎 達也(営業・診断担当/外壁診断アドバイザー、自然災害鑑定士)。元塗装会社の経営者で、現地調査と工事のご提案を担当しています。

参考にした一次情報・出典

スマートホーム株式会社屋根工事(葺き替え・重ね葺き) 外壁塗装 屋根塗装 雨樋 雨漏り調査 藤沢市公共工事
藤沢大庭第一支店:神奈川県藤沢市大庭5202-1 藤和第二ビル101

電話:0466-41-9312 /0120-580-932

 

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