外壁塗装は単に見た目をキレイにするためのものではありません。
雨風はもちろん、紫外線による影響をもろに受けているのが家の外壁。
定期的なメンテナンスを行わなければ、ひび割れを起こしたり、カビやコケが繁殖してしまったりなど、家の寿命を短くしかねないのです。
外壁塗装を行うことで、ひび割れを補修したり、表面を保護したりする役目があります。
そこで、今回は家を守る外壁塗装工事について、使用する塗料の種類や外壁塗装のタイミング、さらに注意点などについて屋根外壁塗装の窓口 イオン藤沢店のスタッフが徹底解説していきます。
こんな方におすすめ
- カビやコケが気になる
- 外壁の汚れが取れない
- 外壁がひび割れを起こしている
- 一度も外壁のメンテナンスをしたことがない
外壁塗装とは?
外壁塗装とは文字通り、外壁を塗装する工事です。
外壁をキレイにする効果はもちろん、家の寿命を延ばすことができるのです。
外壁は雨や風、紫外線などから家を守る役割があります。しかし、外壁も年数が経つとどんどん劣化していきます。
外壁の劣化が進んでいくと、防水性を失ったり、ひび割れが起きたりしてしまいます。
劣化が進んで防水性を失うと、雨漏りにつながるケースもあります。さらに、構造体にも影響を及ぼす可能性もあり、とても危険。
外壁塗装は見た目を美しく保つことと同時に、大切な家を守る役割があるのです。
外壁塗装に使う塗料の種類は?
外壁塗装に使用する塗料には様々な種類があります。それぞれに特徴があり、ぴったりのものを選ぶようにしましょう。
ポイント
屋根外壁塗装の窓口 イオン藤沢店では、お客様のご要望をしっかりとヒアリングした上で外壁の状態に合わせて、最適な塗料をご提案させていただいております。
塗料の種類 | 特徴 | 参考耐用年数 |
---|---|---|
アクリル系樹脂塗料 | 耐久性が低いため、頻繁に塗り替える部分には向いている | 3~8年 |
シリコン系樹脂塗料 | 耐久性、コストのバランスが良い | 7~15年 |
ウレタン樹脂系塗料 | 複雑な形状の外壁でも対応可能 | 5~10年 |
フッ素系樹脂塗料 | 耐久性、耐熱性が非常に高い | 12~20年 |
ラジカル制御系塗料 | 塗膜の劣化がしにくく、変色しにくい | 8~16年 ※主成分による |
光触媒塗料 | 紫外線が当たると付着した汚れが落ちる | 10~20年 |
ナノテクノロジー塗料 | 防カビ性が強く、表面に付着した汚れが落ちやすい | 10~15年 |
セラミック塗料 | 断熱性、遮熱性が高い | 10~20年 |
アクリル樹脂系塗料
アクリル樹脂系塗料は古くからある塗料であり、幅広く使用されていました。
しかし、最近ではシリコン樹脂系塗料やウレタン樹脂系塗料の金額が落ち着いたことから、アクリル樹脂系塗料を使用した外壁塗装は減ってきています。
費用最も低い塗料ではありますが、耐久年数も短いため、頻繁に塗装を行うのであれば問題ないでしょう。
ただし、メンテナンスの楽さや耐久性を求めるのであれば、他の塗料を選んだ方が無難だといえます。
シリコン樹脂系塗料
シリコン樹脂系塗料は、多くの施工業者の間で使用されている塗料。
耐久性にも優れており、金額もリーズナブルなことから、コストパフォーマンスが高いと人気があります。
耐候性も高く、雨や紫外線などの影響も受けにくいという特徴があり、最も選ばれやすい塗料の一つです。
ウレタン樹脂系塗料
ウレタン樹脂系塗料は非常に柔らかい塗料なので、複雑な形状の外壁にもぴったりの塗料です。
また、費用もリーズナブルに設定されているため、施工費を抑えたいという方にもおすすめの塗料。
ただし、ウレタン樹脂系塗料は独特の光沢感があるため、見た目が気になるという方も珍しくありません。
一度、施工事例などを見てから、決めてみるのも良いでしょう。
フッ素樹脂系塗料
フッ素樹脂系塗料はコストが非常に高い塗料の一つ。
そのため、一般の住宅で使用されることは珍しく、マンションやビルなどの大きな建物に使用されることが一般的です。
単に高いだけでなく、フッ素樹脂系塗料には様々な面でメリットがあります。
たとえば、耐久性、耐候性の高さです。
つまり、耐久性が高いということは、それだけメンテナンスの頻度も少なくて済むということです。
もちろん、初期費用が割高なので、メンテナンス頻度をしっかりとシミュレーションした上で、フッ素樹脂系塗料の使用を検討された方が良いかもしれません。
ラジカル制御塗料
ラジカル制御塗料は外壁塗装用の塗料の中でも比較的新しい塗料。
金額も抑えられており、なおかつ耐久性や耐候性に非常に優れているというのが特徴です。
ほとんどすべての場所で使用することができるため、どのような住宅でも最適な塗料の一つといえるでしょう。
また、塗膜本来の力だけでなく、塗料成分である「高耐候酸化チタン」によって外壁の劣化や変色を防ぐことができるのです。
光触媒塗料
光触媒塗料は汚れがつきにくいのが特徴です。
通常、紫外線を浴びることで外壁は劣化していきます。
しかし、光触媒塗料の場合は紫外線が当たることで、表面に付着した汚れを浮かび上がらせることができるのです。
そして、浮かび上がった汚れを雨が流し落としてくれるという優れた塗料の一つ。
また、耐久年数も長く、近年話題の塗料になってきています。
ナノテクノロジー塗料
ナノテクノロジー塗料は環境に配慮し、CO2の排出量が多くなってしまう合成樹脂を可能な限り抑えて作られた塗料です。
汚れにも強く、カビが発生しないのが特徴。
ただし、まだまだ新しい塗料のため、取り扱っている施工業者が少ないのも事実です。
セラミック塗料
セラミック塗料の最大の魅力は断熱性と遮熱性の高さにあります。
セラミックビーズが含まれており、外からの熱を遮断してくれるのです。
ただし、注意が必要なのが、厳密にはセラミック塗料というものは存在しないということです。
セラミック塗料と言われているのは、アクリル樹脂系塗料やウレタン樹脂系塗料など、通常使用される塗料にセラミック成分が含まれている塗料のことなのです。
つまり、同じセラミック成分が含まれていても、ベースとなる塗料の種類によって耐久年数や耐候性などが変わってしまうということです。
そのため、どのようなベース塗料が使われたセラミック塗料なのかを事前に確認しておくことをおすすめします。
外壁塗装は必要?
そもそも、外壁塗装は必要なのでしょうか。
結論から言うと「必要」です。
外壁塗装は見た目をキレイにする効果があるのはもちろん、ひび割れなどの補修や雨漏りを防ぐ効果もあります。
特に10年以上も外壁メンテナンスを行っていない場合は、一度プロの専門業者に相談してみることをおすすめします。
外壁の劣化が進むと外壁だけでなく、室内や構造躯体にまで影響を及ぼしてしまう可能性もあります。
室内や構造躯体に影響が及んでからは、手遅れになってしまいます。
そのため、定期的なメンテナンスの実施をおすすめします。
屋根外壁塗装の窓口 イオン藤沢店では外壁の無料診断を行っています。
- 「本当に外壁塗装が必要なのか?」
- 「外壁が汚れているのは気になるけど、修理は必要?」
外壁塗装・屋根工事で地域貢献を目指している屋根外壁塗装の窓口 イオン藤沢店:スマートホーム株式会社では、藤沢市や茅ヶ崎市にお住いの方はもちろん、神奈川県全域でお家の診断を実施しています。
外壁塗装のタイミングは?
それでは、いつ外壁塗装を行えば良いのでしょうか。
ここでは、屋根外壁塗装の窓口 イオン藤沢店のスタッフがご家庭でも簡単に見分けられる劣化サインを紹介していきます。
劣化サインを見分ける
ご家庭でも簡単に外壁の状態を見分ける方法があります。
劣化サイン | 重症度 |
---|---|
外壁の色褪せ | 低 |
チョーキング | 中 |
塗膜の剥がれ | 高 |
ひび割れ | 高 |
シーリング材の剥離 | 高 |
外壁の色褪せ
外壁は紫外線などの影響により、だんだん色褪せが進んでいきます。
早急に外壁塗装を行うほどではないですが、外壁が劣化しているのには変わりません。
外壁の色褪せが見受けられる場合、近々外壁塗装工事が必要になることを覚えておきましょう。
もちろん、色褪せが進んでいる段階で外壁塗装を行うのもおすすめ。
というのも、見た目をキレイにできるというメリットがあるからです。
色褪せが進んでいるということは、遅かれ早かれ外壁塗装が必要となるため、早めに済ましておいても良いかもしれませんね。
チョーキング
チョーキングというのは、外壁を触れた時に白い粉のようなものが手につく現象です。
チョーキングは塗装表面が劣化しているのが原因。
チョーキングの発生を放置しておくと、ひび割れなどが起きやすくなるため、出来るだけ早めに外壁塗装工事を検討された方が良いでしょう。
塗膜の剥がれ
外壁の塗膜が剥がれている場合は早急な対処が必要となります。
塗膜が剥がれているということは、外壁を保護している面がないということ。
そのため、雨や紫外線がもろに外壁に当たってしまいます。
そのまま放置しておくと、内部に水が入ってしまい、室内や構造躯体まで影響を及ぼしてしまう可能性があります。
すぐにプロの専門業者に相談しましょう。
ひび割れ
外壁がひび割れている場合、雨水などの影響をもろに受けてしまうため、すぐに対応することをおすすめします。
シーリング材の剥離
シーリング剤というのは外壁の繋ぎ目や窓と外壁の繋ぎ目にある特殊な溶剤です。
シーリング剤があることで、水漏れを防止したり、虫やほこりなどの侵入を防ぐことができたりしています。
しかし、シーリング剤が剥離していると、そこから浸水してしまうのです。
そのため、シーリング剤が剥離している場合は早急に専門業者に相談することをおすすめします。
外壁塗装の注意点
外壁塗装は家の寿命を延ばすために必要な工事の一つ。
そのため、業者選びも慎重になる必要があります。
たとえば、外壁塗装は費用が高額になることから、どうしても金額だけに目がいきがちです。
しかし、業者によっては正しい方法で施工しないというところもあります。
また、見積金額を提示されたにもかかわらず、施工後に追加費用を請求されたというケースも少なくありません。
そのため、信頼と実績がある業者を選ぶことが大切です。
最近ではインターネットでたくさんの施工業者を探すことができます。
口コミはもちろん、実績や施行例などを見てみるのも良いでしょう。
また、会社や事務所の立地や住所も確認しておいた方が良いです。
まれに架空の住所であったり、普通の自宅の住所が登録されていたりすることも。
悪質な業者にひっかからないように、十分に注意しておきましょう。
外壁塗装に関するQ&A
外壁塗装に関するQ&Aをまとめています。
Q1. 見積もりにお金はかかるの?
一般的に、見積もりに費用はかかることはありません。
ただし、業者によっては見積もり費用を上乗せすることも。もちろん、屋根外壁塗装の窓口 イオン藤沢店では外壁塗装工事に関するご相談は無料でお受けしています。
Q2. どの塗料を選べば良いかわからない。
A. たくさんの種類があり、どれを選べば良いかわからないですよね。外壁の状態や好みの色合いなどに合わせて、ご提案させていただくことも可能です。
Q3. 助成金が貰えるって聞いたけど・・・
A. 外壁塗装工事の場合、自治体によっては助成金制度を設けているところもあります。
特に遮熱性塗料を使用した外壁塗装であれば、省エネリフォームの対象となる場合もあり、助成金の対象になることがあります。
まとめ
外壁塗装は家の寿命を延ばすことができる工事。
つまり、長年住んできた大切なマイホームを守ることができるのです。
もちろん、外壁塗装にはそれなりの費用がかかってしまいます。
しかし、劣化したまま放置しておくと、大切な家に住めなくなってしまう危険性もあります。
10年以上一度もメンテナンスされたことがない方やひび割れや雨漏りが発生しているという方は、一度専門業者に相談してみることをおすすめします。
屋根外壁塗装の窓口 イオン藤沢店では、お客様に寄り添った提案をモットーにしています。
特に専門用語が多い建築業界では、聞きなれない言葉も多いです。
屋根外壁塗装の窓口 イオン藤沢店では専門スタッフがわかりやすく、工事の内容や特徴、費用について説明させていただきます。
すべてのお客様が安心して、ご依頼できるような環境づくりを行っています。
ぜひ、お気軽にご相談ください。