神奈川県藤沢市鵠沼海岸にてスレート屋根からリッジウェイへの重ね葺き工事(カバー工法)をしました。
施工前
施工後
施工前
施工後
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施工後
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そもそも重ね葺き工事とは?
重ね葺きとは、屋根工事の施工方法のひとつでカバー工法ともいいます。重ね葺きは既存の屋根の上に、防水シート(ルーフィングシートともいいます)を重ね、更に新しい屋根材を重ねる施工方法です。
廃材が出ないので費用が抑えられる葺き替えに比べて工事期間が短い断熱効果が上がる などのメリットがあります。
屋根が重くなる既存の屋根が瓦屋根だと出来ない などのデメリットもあります。
葺き替え工事という選択もあります。葺き替えは、既存の屋根を撤去して新しい屋根を張り直す施工方法です。
ご自宅の屋根の現状を専門家にしっかりと調査をしてもらった上で、ライフプランや予算、土地柄や希望の屋根材を考慮して施工方法を決めるのがいいですね。
スレート屋根ってどんな屋根?
スレート屋根とは、セメントで出来ており薄い板状になっている屋根材です。価格が安く、軽いことから耐震性に優れているといえます。一方でヒビや欠けが多く、色あせをしてしまいます。定期的な屋根塗装をしない限り、塗膜が劣化してしまい特に日陰になる場所では、コケ・カビが発生してしまうこともあります。このように劣化が進むと、最終的には雨漏りを引き起こす場合も出てくるため、メンテナンスが多く必要になってしまいます。だいたい7〜10年で点検をするのがいいでしょう。
ドローンで空撮したスレート屋根です。広い範囲で色あせしており、コケが発生しています。
スレート屋根の角が一部欠けてしまっています。
スレート屋根の右半分がコケに覆われています。左半分はヒビと欠けている箇所が多く見受けられます。
アスファルトシングルの特徴について
アスファルトシングルとは、北米での普及率が非常に高い定番の屋根材です。耐用年数は現在10〜30年とされており、10〜20年といわれていた一時期に比べて商品の開発が進められてきました。アスファルトシングルにはリッジウェイ(旭ファイバーグラス)やアルマ(ニチハ)などの種類があります。
軽い材質のため耐震性に優れており、防水性・防音性にも強いです。また、カラーが豊富でデザイン性も抜群です。金属屋根に比べて、費用が抑えられる利点もあります。
しかし、アスファルトシングルは軽い故に台風・強風などの風災により屋根がズレたり飛んでしまう可能性があります。そして屋根材の表面についている小石が劣化するにつれて剥がれてしまうこともありえます。よって、台風が多い地域ではあまりおすすめできる屋根材ではありません。
お住まいの土地環境によって向き不向きがあるので、相談することをおすすめします。
施工方法
スレート屋根からアスファルトシングルのリッジウェイへの重ね葺き工事についてです。
まず仮設足場を設置します。安全のため、ほこりなどが周囲に飛散してしまうのを防ぐために必要です。(※画像には写っておりませんが、養生ネットで足場を覆います。)
棟板金と雪止め金具を撤去します。
こちらの画像は、施工前の写真です。画像中央にある棟板金についてですが、数年前に棟板金自体が飛んでしまったそうで、お客様ご自身で補修したそうです。
屋根に上るのは危険な行為ですので、是非私たち専門家にお任せください。
防水シートを上から敷いていきます。防水シートはルーフィングシートともいいます。
今回使用した防水シートはタディスセルフ(田島ルーフィング株式会社)です。タディスセルフは、粘着系の防水シートなので既存の屋根の上に密着して貼り付きます。釘を打たないため、数年後に釘が浮いてしまうという心配がありません。また貼った直後は剥がせるようにできてるので、貼り直すということも可能です。
アスファルトシングルのリッジウェイ(旭ファイバーグラス)を張っていきます。
棟板金を取り付けて、完成です。
リッジウェイのデュアルブラウンというカラーです。
外壁の雰囲気と相性がいい素敵なお宅になりました。
スマートホーム株式会社
屋根 外壁塗装の窓口 イオン藤沢店
神奈川県藤沢市大庭5061-2 湘南ライフタウンショッピングセンター1階
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